2ndクラスは高高度から飛べるときと飛べないときで競技内容が違う。その大会で飛行可能かどうかは開催エリアの難易度で決定する。これは初心者向けのクラスなのでどうかご了承頂きたい。しかし、フライトできなくても十分楽しめる競技をご用意しているのでご安心あれ！
飛行競技(ターゲット)
アキュラシーランディングという競技を行う。これはランディングの際どれだけ正確に狙った場所にランディングできるかを競う。ランディングには目標物(ターゲット)が置かれていて、どれだけその目標物に近い場所に着陸できたかどうかを競う。もちろん、危険なランディングになってしまっては0点だ。つまり、いかに狙った場所に正確かつ安全にランディングできるかを競う競技なのである。
地上競技(グランドハンドリング)
エリアの難易度が初心者には難しいと判断されフライト不可能な場合は、地上にてグランドハンドリングという競技が行われる。これは、地上にて自分のグライダーをいかに自由自在に操れるかを競う競技である。この、グランドハンドリング技術は初心者にはもちろん上級者になればなるほど重要になってくるとても重要な技術だ！！それを初心者のうちからビシバシ鍛えておこうというわけだ。競技も楽しいが、インストラクターが新たな技術やコツを伝授してくれる！また、自分のライバルたちがどんな風にグラハンしてるかを見てワザを盗むんだ！！自分の技をさらに進歩させる良いチャンスだぞ！！
1stクラスの競技名はデュレーション。内容は単純明快、誰がどれだけ長く飛んでいられるか？を競う、滞空時間競技だ！テイクオフとランディングの時刻が計測され何分、何時間飛べたかを計測する。
つまり、今、周辺のコンディションで自分はソアリングできるかを見る気象条件判断力と、どれだけ君がソアリングできるサーマルの幅があるかのソアリング技術を競うこととなる。
わずかな気象の変化を見逃さず、どんなに弱いサーマルでも喰らいつけ！！
さて、Expertクラスの競技はパイロンレースです。
ってパイロンレースって言っても何のことやらさっぱりって、そこの君！これから分かりやすく説明していこうか！
まず、パイロンって分かるかな？あの工事現場にあったりとか体育の時間とかに使った三角パイロンって言えば、まあ想像できるかな？
まず、地図上に三角パイロンを置いていく。そして三角パイロン一つ一つに名前を決めていくんだ。パイロンＡ、パイロンＢ、パイロンＣっていう風に。
そして、どのパイロンの順番にパラグライダーが飛ぶかを決める。つまりパラグライダーの飛ぶコースを決める。そして、そのコースをどれだけ速く飛べるかを競うわけだ。
まあ、これで簡単に分かってもらえたと思う。で、↓の図を見てもらいたい。
パイロンは4つ、パラTO、パラLD、足尾山、猿公園である。
この地図でのパイロンの順番は パラTO⇒パラLD⇒足尾山⇒猿公園⇒パラLD(ゴール)
地図上に赤い円筒形の部分があると思うが、これがずばり「パイロン」である。この円筒形のパイロンは上空には無限に伸びている。この円筒の中に入ればそのパイロンを回ったことになり、次のパイロンに向かうことになる。
地図上の青い軌跡がパラの飛んだ行程である。まっすぐ飛んだだけではもちろん届かないので途中で上昇気流を捕まえて高度を稼いだりしなければならない。もちろん、他の選手もできるだけ速くゴールしようとしているので、できるだけ強い上昇気流を捕まえたほうが有利であるし、高度を稼ぐためのサーマルソアリングの回数は少ないほうが有利である。パイロンからパイロンへ動く時も向かい風で飛ぶよりも追い風のほうがスピードが出る。
とまあ、他の選手を出し抜くために様々なことに思いをめぐらせ、わずかな気象の変化にも感覚を研ぎ澄ませ、誰よりも速くゴールへと向かって飛ぶ。
これがパイロンレースなのである。
さあ、君もパイロンレースに挑戦してみよう！
